

「歯ぎしりをしていると言われた」
「朝起きるとあごがだるい」
「歯が欠ける・詰め物がよく取れる」
このようなお悩みがある方は、睡眠中や日中の食いしばり(噛みしめ)が関係している可能性があります。
当院では、歯ぎしり・食いしばりの状態をより正確に確認するために、GCウェアラブル筋電計を用いた検査を行っています。
1)歯ぎしりは「音だけ」で判断できません
歯ぎしりは特別な病気ではなく、多くの方にみられる睡眠中の自然な現象です。
また、「ギリギリ音がする=歯ぎしり」と思われがちですが、音がしないタイプの食いしばりもあります。
そのため、音だけで判断するのは危険です。
2)歯ぎしり自体が悪いわけではありません
歯ぎしりそのものは、すべてが悪いものではありません。
しかし、歯やあごにかかる力が強すぎると、次のようなトラブルにつながることがあります。
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あごの疲れ・痛み
- こめかみや頬の筋肉の痛み
- 歯がしみる、痛む
- 歯のヒビ・破折
- 詰め物や被せ物が欠ける・外れる
「力が強すぎるかどうか」が重要なポイントです。
3)歯ぎしりには2種類あります(睡眠中/日中)
歯ぎしり・食いしばりは、大きく分けて2つあります。
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睡眠時の歯ぎしり(寝ている間)
- 覚醒時の食いしばり(日中・無意識)
どちらが強く影響しているかは問診だけでは分かりにくいため、当院では筋肉の動きを測る検査で数字として確認(見える化)します。 |
- 小さな検査装置を頬(ほほ)に装着します
- そのままご自宅で寝ていただきます
- 次回来院時に装置をお持ちいただきます
- データを解析し、歯ぎしり・食いしばりの状態を説明します
■ウェアラブル筋電計を用いた筋電図検査

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検査費用(保険適用):3割負担の方で約1,700円前後(目安)
※診察内容により別途、診察料などがかかる場合があります。 |
歯ぎしり・食いしばりが強い場合は、状態に合わせて次のような対応を行います。
・簡単なトレーニング(簡易MFT)
・生活習慣のアドバイス
(姿勢・日中の癖の改善など)
・ナイトガード(マウスピース)の作製
※ナイトガードを使っても歯ぎしり自体が減るわけではありません。
ナイトガードは、歯・歯ぐき・あごの関節・筋肉を守るための装置です。
当院のナイトガードについて
当院では原則として、硬いプラスチック製のナイトガードをおすすめしています。
柔らかい素材は、かえって噛みしめが強くなる場合があるためです。
※スポーツで使うマウスピースは、衝撃を吸収する必要があるため、柔らかい素材が適しています。 |
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朝起きるとあごが疲れている
- 歯が欠ける/詰め物がよく取れる
- 歯がしみる・痛い
- 頬やこめかみが痛い
- 歯ぎしりを指摘された
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画像@(咀嚼時の例:強い咀嚼/ゆっくり食べる必要があるケース)
短時間でも強い力で噛む方は、筋肉の負担が大きくなることがあります。食事は「ゆっくり噛んで食べる」ことも大切です。

画像A(図:睡眠時バースト回数/基準値4回/時間)
睡眠中に「1時間あたり何回、噛みしめが起きているか(バースト回数)」を数値で確認できます。目安として「4回/時間(4.0回/h)」を基準に評価します。

画像B(咀嚼時の例:比較的負担が少ないケース)
同じ食事中でも、噛む強さや回数には個人差があります。筋電計で数値化することで、負担の大きさを客観的に確認できます。

画像C(睡眠時の例:ストレスを強く自覚している方のケース)
ストレスや緊張が強い時期は、睡眠中の噛みしめが増えることがあります(個人差あり)。筋電計検査では、回数・強さ・時間帯を確認できます。

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