年の瀬2006.12.31
今年もいよいよ、大晦日を迎えました。この一年はどうかと言うと・・・今までで一番早く時が過ぎるのが早く感じました。
充実した一年であった・・と言う事でしょうか。
皆様も良いお年をお迎え下さい。

 口腔内科という考え2006.12.17
日頃思うのですが、虫歯や根の先の膿、親知らずなどの治療方法は削って詰めて或いは被せる、細菌に侵食されている部位を徐去して被せる、または抜歯などの悪い部位を切削または切除するという外科的な考えが基本となります。この場合、術者(この場合、歯科医師側)による一方的な診療行為で取り合えず?形になりますよね。(私は、ここで何故こうなったのか?と考えましょうと話してますが)すなわち、患者さんは極端な話、お口を開けてるのがメインとなります。ところが近年、糖尿病や高血圧等と同じ生活習慣病に含まれる歯周病はどうでしょう?
この場合、歯垢徐去(プラークコントロール)が基本となりますが、歯茎よりの上の歯垢は患者さんが、下の汚れは歯科医が除去し更には日々のブラッシング方法の改善や場合により食生活の改善、禁煙指導、夜間の歯軋りの防止等などの生活習慣の改善が必要になります。
糖尿病や痛風、虚血性心疾患等の治療と同じ考え・・・即ち内科的な考えになると思います。今後、日本の健康保険制度は大きく変化し、恐らく
入れ歯や被せ物(いわゆる補綴物)は保険から外されるでしょう。
我々歯科医師側に価格競争が起こるのは私はいたし方ないと考えて思います。但し今までの安くて早くて・・・という考えはそろそろ無理があるのではないのかな?・・・と感じている今日この頃です。

 年末2006.12.10
早いもので今年も年末が近づいております。年齢を重ねる度に時の経過が早く感じます。もう開業して10年近くなりますが、久しぶりにお会いした患者さんの口腔内を見ると、「ああ、数年前私はこのような治療法や考えの治療をしていたのか?」と気付きます。毎年毎年、新しい装備や診療方法を取り入れてきましたので、そのように思うのでしょう。
また同時に来年再来年も前年よりも前に進みたいと思います。

 審美歯科2006.11.21
近年、歯牙欠損をインプラントで修復するのはルーティンになってきています。インプラント、矯正治療を取り入れる事により治療オプションが広がりました。しかしながらこれからも両隣りの歯を削って歯を補うブリッジも選択枝として残っていくでしょう。ブリッジのダミーの歯の
根元の部分を工夫すれば、いかにも歯が自然にはえてる様に見せる事が
可能です。


 痛みの原因〜本当に虫歯?2006.11.13
皆様が歯科医院を受診なさる理由の第一位はやはり「痛い」でしょう。痛いの一番の原因は皆様「虫歯」って思いますか?私はここ数年感じるのですが、「咬み合わせ〜咬合」によるものが圧倒的に増加してると思います。例えば本来正しい位置で咬み合わないが、顎の筋肉が間違った位置を記憶してしまい、歯や、歯周組織(歯肉・骨)、顎関節に悪影響を及ぼします。また、正しい歯並びを有していないため、奥歯に負担が掛かり痛い。あるいは御本人自身が気付かずに歯軋りあるいは、食い縛りを起こして長い年月をかけて歯周組織や歯にダメージを起こす例。
日本はまだまだ欧米に比してデンタルIQが高いとは思えませんが、それでも昔に比べたら知識は増えています。それなら何故そうなったのか?
っというのを、結果のみならず本当の原因も知るべきだと思います。
今後、このような「咬合病」は増加していくと思います。
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